2024年10月– date –

〈ジュラ紀にも梅雨があったかもしれないこうもり傘の遠いい記憶〉（杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』）

〈ホームみて車内みまわし傘もっているのが自分だけとわかった〉（吉岡生夫『草食獣 第八篇』）

〈少し軽く生きんとおもう餡ぬきの饅頭のような雲浮くかなた〉（杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』）