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人生の歌 #133
〈したいことたくさんあるけどわたしって「したいね」「したいね」でいいみたい〉(伊藤紺『気がする朝』) -
人生の歌 #132
〈トーストを朝なさな置く丸皿を洗はず捨てるやうに生きたい〉(山木礼子『太陽の横』) -
人生の歌 #131
〈とは言えど走って走って走り抜く若さ眩しと思うときあり〉(三枝昻之『遅速あり』) -
人生の歌 #130
〈日曜のひとりぼっちは思いのほか幸せなんだ 歯磨きはしない〉(カン・ハンナ『まだまだです』) -
短歌クイズ Q.485
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈新緑が金色に見える朝/ひとはなぜ【 ① 】が好きなんだろう〉 (伊藤紺) -
人生の歌 #129
〈いのりといふもろき柱に身を寄する死からながむる生短くて〉(森井マスミ『まるで世界の終りみたいな』) -
短歌クイズ Q.484
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈一枚ずつラッピングして食パンを凍らせる日は【 ① 】がしたい〉 (カン・ハンナ) -
人生の歌 #128
〈自賛する言葉は卑しかりしかどそれにしも支へらるる生もありなむ〉(大辻隆弘『汀暮抄』) -
自動販売機の歌 #17
〈自販機へのぼる誰もがつま先をお釣りの穴にいったんいれて〉(伊舎堂仁『感電しかけた話』) -
補色の歌 #14
〈この世には赤いきつねはいそうだがいそうにもない緑のたぬき〉(松木秀『親切な郷愁』) -
エレベーターの歌 #7
〈エレベーターの一階ボタンくすんでる 僕らは羽を持たないゆえに〉(伊波真人『ナイトフライト』) -
エレベーターの歌 #6
〈エレベーター一人で乗っている時もわたしは私を数え忘れる〉(鈴木晴香『心がめあて』)