パン– tag –
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パンの歌 #25
〈円盤のような焼きパン一段と高きところに載せたるパン屋〉(安藤美保『水の粒子』) -
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パンの歌 #24
〈苛立ちをなだめる為の象かなサンドウィッチのフィルムを剝がす〉(堀合昇平『提案前夜』) -
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パンの歌 #23
〈夫も子も居ぬ昼食のうれしさよ栗入りアンパン薄く頰張り〉(川本千栄『樹雨降る』) -
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パンの歌 #22
〈メロンパンだつた破片をテーブルの隅に集める冬のつとめて〉(田村元『昼の月』) -
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パンの歌 #21
〈水仙の薫る小路を抜けてゆく朝の焼きたてコッペパンまで〉(藤島秀憲『すずめ』) -
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パンの歌 #20
〈白パンにバターとジャムを塗ることが幸せである行為 はつなつ〉(小島なお『乱反射』) -
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パンの歌 #19
〈鋭角の切断面を鮮やかにさらしてサンドイッチがならぶ〉(松村正直『駅へ』) -
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パンの歌 #18
〈老人は自転車で来て鳩たちにまぶしきパンの耳を降らせる〉(魚村晋太郎『銀耳』) -
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パンの歌 #17
〈芥子の実の乗りたるあんぱん一つ買うたったそれだけの倖せもある〉(岡部桂一郎『一点鐘』) -
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パンの歌 #16
〈ハムレタスサンドは床に落ちパンとレタスとハムとパンに分かれた〉(岡野大嗣『サイレンと犀』) -
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パンの歌 #15
〈トースター開けたら昨日のトーストが入ったままでゆっくり閉じる〉(島楓果『すべてのものは優しさをもつ』) -
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パンの歌 #14
〈食パンを山と麓に切り分けて夫婦二人のサンドイッチ成る〉(鯨井可菜子『アップライト』)