2023年1月– date –

〈食パンをキャンバスにする画家らしい作品は基本食べちやふらしい〉（山田航『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』）

玉城入野が代表を務める、東京都世田谷区に本拠地を置く詩歌・文芸出版社で、「うた新聞」を発行していることでも知られるのは何？

次の歌の【 ① 】に入る言葉は何？　〈子どもらは青き夏野を駈けてゆく【 ① 】の育つ速さに〉　（松村由利子）

〈時に応じて断ち落とされるパンの耳沖縄という耳の焦げ色〉という巻頭歌で始まる、松村由利子の第四歌集は何？

〈灯の下にとりどりのパン集まりて神の十指のごとく黄昏〉（楠誓英『禽眼圖』）

〈手に持ったパンが腕より長いこと抱きしめてはくれないのだパンは〉（鈴木晴香『心がめあて』）

〈じきに雨やがて戦争ばらばらとクロワッサンは壊れるばかり〉（北山あさひ『崖にて』）

〈コーヒーの湯気のむかふに逆光の顔がある表情は見えない〉（林和清『去年マリエンバードで』）

新風舎出身の村井光男と川口恵子が2008年に設立した東京都品川区にある出版社で、木下龍也や岡野大嗣をはじめとした人気歌集なども手掛けるのは何？

歌人・宇田川寛之が2005年に設立した歌集・歌書専門の出版社で、東京都豊島区に本拠地を置くのは何？

〈無糖ブラック胃に広げつつ風強き明けの船出を諦めにけり〉（黒瀬珂瀾『ひかりの針がうたふ』）

〈昼休み終わらんとして缶の底ねばつくようなコーヒーを飲む〉（吉川宏志『石蓮花』）