補色– tag –
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補色の歌 #13
〈竹やぶなれば成人誌などは棄ててあり目に沁みて裸体の下着くれなゐ〉(川本浩美『起伏と遠景』) -
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補色の歌 #12
〈畑道のトマトの膚は日を浴びてみどりと赤のまじり合うころ〉(吉川宏志『鳥の見しもの』) -
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補色の歌 #11
〈台風はテレビの中で進みゆく赤いきつねと緑のたぬき〉(花山周子『屋上の人屋上の鳥』) -
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補色の歌 #10
〈交差点 赤と緑のシグナルで好きはいつでも互い違いだ〉(toron*『イマジナシオン』) -
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補色の歌 #9
〈赤は注意、緑は励まし 先端の欠けた三色ボールペンなら〉(千葉聡『海、悲歌、夏の雫など』) -
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補色の歌 #8
〈草の実の赤くこぼれて原稿を夢の中では夢のように書く〉(堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』) -
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補色の歌 #7
〈草笛を青年僧が鳴らしをり紅き法衣のまま寝ころびて〉(光森裕樹『鈴を産むひばり』) -
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補色の歌 #6
〈宵宮の赤い光と草むらの夏の緑のなかに逃げ込む〉(五島諭『緑の祠』) -
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補色の歌 #5
〈縁にでて見れば鳳仙花さく庭の草の中よりかぎろひの立つ〉(佐藤佐太郎『帰潮』) -
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補色の歌 #4
〈樟の葉に朱の葉まじるをあおぎみて午後の講義に急がんとすも〉(島田幸典『駅程』) -
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補色の歌 #3
〈妖精のてのひらに傷残るあさ木々はみどりの血を流しそむ〉(永井陽子『なよたけ拾遺』) -
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補色の歌 #2
〈くさむらの水引草の赤い実がはじけようともさびしい秋は〉(土岐友浩『Bootleg』)
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