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自動販売機の歌 #1
〈自販機のなかに汁粉のむらさきの缶あり僧侶が混じれるごとく〉(吉川宏志『石蓮花』) -
自動販売機の歌 #2
〈ありとあらゆる部分を使い自販機のボタン同時に押せよ 叶うぜ〉(小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』) -
自動販売機の歌 #3
〈陰毛が生えてくるのが嫌だった そのころ自販機は110円〉(鈴木ちはね『予言』) -
自動販売機の歌 #4
〈「どうぶつのえさ」ももなかに包まれて自動販売機より産まれる〉(ほんだただよし『パパはこんなきもち。~こそだてたんか~』) -
自動販売機の歌 #5
〈製造課に若手社員が増えてきてジュースの売れ行きのびる自販機〉(奥村知世『工場』) -
自動販売機の歌 #6
〈暮れてのちほのかに灯り乾電池自販機天使突抜にあり〉(島田幸典『駅程』) -
自動販売機の歌 #7
〈しもつきの朝を照らして自販機は防犯灯よりも明るい〉(吉岡生夫『草食獣 第八篇』) -
自動販売機の歌 #8
〈灯りたるジュースの自動販売機コイン入れれば枯れ野広がる〉(岡部桂一郎『一点鐘』)
【自動販売機の歌】リスト
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