鑑賞– appreciation –
一首鑑賞、テーマ別短歌の紹介など、短歌一首一首を取り上げます。
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鑑賞
空白の歌 #8
〈職歴に空白はあり空白を縮めて書けばいなくなるひと〉(虫武一俊『羽虫群』) -
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パンの歌 #22
〈メロンパンだつた破片をテーブルの隅に集める冬のつとめて〉(田村元『昼の月』) -
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パンの歌 #21
〈水仙の薫る小路を抜けてゆく朝の焼きたてコッペパンまで〉(藤島秀憲『すずめ』) -
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ラーメンの歌 #14
〈自動ドア開かないようにひらがなのくの字ですする煮干しラーメン〉(岡本真帆『水上バス浅草行き』) -
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人生の歌 #63
〈死ぬ気持ち生きる気持ちが混じり合い僕らに雪を見させる長く〉(堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』) -
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人生の歌 #62
〈辛い一生と楽しい生活の間には人間関係というものがある〉(生沼義朗『関係について』) -
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人生の歌 #61
〈生きててもつまらないから生きている 室蘭は焼き鳥の街だし〉(松木秀『5メートルほどの果てしなさ』) -
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人生の歌 #60
〈伸びしろがある人間になりたいと伸びしろばかり伸ばした日々は〉(堀合昇平『提案前夜』) -
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人生の歌 #59
〈生活というのはわからないけれどあなたと水を分かち合うこと〉(土岐友浩『Bootleg』) -
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人生の歌 #58
〈いのちとは未生の無から死後の無へわたる吊橋 ぐらぐらとせり〉(小島ゆかり『希望』) -
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人生の歌 #57
〈湯気のたつごはんがあって父がいてあなたにたまに逢えて 生きてる〉(藤島秀憲『すずめ』) -
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人生の歌 #56
〈おまえは生きているうち一度でも空を見たかと問う鶏肉に〉(佐佐木定綱『月を食う』)