パン屋のパンセ– tag –
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直線・曲線の歌 #14
〈春眠より覚めるわたしはチョコレートのカシュウナッツのように曲がって〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
無数の歌 #2
〈砂時計のあれは砂ではありません無数の0がこぼれているのよ〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
メールの歌 #19
〈君の名はモモイロフラミンゴぼくの名はメールのしっぽに書いておきます〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
傘の歌 #36
〈ジュラ紀にも梅雨があったかもしれないこうもり傘の遠いい記憶〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
人生の歌 #113
〈少し軽く生きんとおもう餡ぬきの饅頭のような雲浮くかなた〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
観覧車の歌 #8
〈観覧車は二粒ずつの豆の莢春たかき陽に触れては透けり〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
パンの歌 #7
〈この夕べ抱えてかえる温かいパンはわたしの母かもしれない〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』)
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