吉川宏志– tag –
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無数の歌 #7
〈五弁の桜、五つに分かれ散りおれど無数のなかにまぎれてゆきぬ〉(吉川宏志『石蓮花』) -
補色の歌 #12
〈畑道のトマトの膚は日を浴びてみどりと赤のまじり合うころ〉(吉川宏志『鳥の見しもの』) -
人生の歌 #96
〈もう若くないと思えど死には若き齢を生きて朝鵙に遇う〉(吉川宏志『鳥の見しもの』) -
自動販売機の歌 #1
〈自販機のなかに汁粉のむらさきの缶あり僧侶が混じれるごとく〉(吉川宏志『石蓮花』) -
ラーメンの歌 #1
〈ラーメンを食べて歩める冬の街 豚の脂が歯に巻きつきぬ〉(吉川宏志『石蓮花』) -
手品の歌 #9
〈あらすじは帯に短く書かれおり海べりをゆく手品師と犬〉(吉川宏志『石蓮花』) -
コーヒーの歌 #5
〈昼休み終わらんとして缶の底ねばつくようなコーヒーを飲む〉(吉川宏志『石蓮花』) -
短歌クイズ Q.212
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈ネクタイをまた締めてゆく秋となり【 ① 】のような銀で挟めり〉 (吉川宏志) -
短歌クイズ Q.211
〈みずうみの岸にボートが置かれあり匙のごとくに雪を掬いて〉という巻頭歌で始まる、吉川宏志の第八歌集は何? -
手品の歌 #3
〈春の夜に妻の手品を見ていたり百円硬貨がしろじろと跳ぶ〉(吉川宏志『青蟬』) -
将棋の歌 #8
〈日曜の将棋欄にて銀と銀向かいあいおり昨日のままに〉(吉川宏志『青蟬』) -
短歌クイズ Q.138
1954年、高安国世によって結成された短歌結社で、2022年現在は吉川宏志が主宰を務めるのは何?
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