手品– tag –
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		  手品の歌 #18〈手品だと思う体を薄くして満員電車乗り込むときに〉(川島結佳子『感傷ストーブ』)
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		  手品の歌 #17〈なにもくれなくていいから種明かししながら手品をやってほしいの〉(安田茜『結晶質』)
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		  手品の歌 #16〈マジックの種を一式詰め込みし革の鞄は何処にゆきし〉(内藤明『薄明の窓』)
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		  手品の歌 #15〈手品師の右手から出た万国旗がしづかに還りゆく左手よ〉(石川美南『裏島』)
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		  手品の歌 #14〈丈のみじかい夢をはおって陸橋の上へあなたの手品見にゆく〉(服部真里子『遠くの敵や硝子を』)
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		  手品の歌 #13〈少しずつ嫌いに傾きゆく人に手品をわれは見せているなり〉(花山周子『屋上の人屋上の鳥』)
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		  手品の歌 #12〈柔らかいと思へば曲がるとスプーンをぐにやり曲げたり娘の指先〉(春日いづみ『地球見』)
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		  手品の歌 #11〈泣いていたあなたが僕の下手くそな手品で笑う 手品みたいだ〉(木下侑介『君が走っていったんだろう』)
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		  手品の歌 #10〈手品師が弾いたゆびの速度にて川をながれてゆくさくらばな〉(吉岡太朗『世界樹の素描』)
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		  手品の歌 #9〈あらすじは帯に短く書かれおり海べりをゆく手品師と犬〉(吉川宏志『石蓮花』)
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		  手品の歌 #8〈大いなる球を何度もかくすレバノンの手品に飽きてしまう〉(髙瀬 一誌『火ダルマ』)
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		  手品の歌 #7〈ハンカチが鳩に変わって やるせない ハンカチに魂がないこと〉(佐藤弓生『モーヴ色のあめふる』)
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