短歌クイズ Q.215

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短歌クイズ
問題 – Question

檜扇ひおうぎの種子が黒く光沢があることから「黒」「夜」「夕」「宵」「髪」などに掛かる枕詞は何?

 A. つきくさの

 B. ぬえどりの

 C. ぬばたまの

 D. たらちねの

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解答 – Answer

 C. ぬばたまの

解説

ぬばたまの(射干玉の)は、「黒」「夜」「夕」「宵」「髪」などに掛かる枕詞です。「ぬばたま」とは、黒くて光沢のある、檜扇ひおうぎという植物の種子のことです。

「ぬばたまの」を詠んだ歌

ぬばたまのけぬれば久木ひさきふる清き川原に千鳥しば鳴く (山部赤人『万葉集』巻六・九二五)

ぬばたまの黒髪山を朝越えて山下露に濡れにけるかも (『万葉集』巻七・一二四一)

あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねさす昼 (佐藤佐太郎『帰潮』)

片頰かたほ笑み子は差し出せりあかねさす出席簿ぬばたまの通信簿 (小島ゆかり『獅子座流星群』)

ぬばたまの夜勤に海老を湯で戻しきっとセリヌンティウスも全裸 (雪舟えま『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』)

ヒオウギの種子
ヒオウギの種子

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