短歌クイズ Q.123

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短歌クイズ
問題 – Question

次の歌の【 ① 】に入る言葉は何?

〈【 ① 】のごとき孤独と思いつつコーラ吞む咽喉を見られていたり〉 (永田和宏)

 A. はつなつ

 B. 水泡

 C. どんぐり

 D. 肩幅

答えを表示する
解答 – Answer

 C. どんぐり

解説

どんぐりのごとき孤独と思いつつコーラ吞む咽喉を見られていたり

掲出歌は、永田和宏の第一歌集『メビウスの地平』の連作「海へ」に収められた一首です。

この歌で注目したいのは「どんぐりのごとき孤独」という比喩です。どんぐりのような孤独とは一体どのような孤独なのでしょうか。

どんぐりは小さくて丸みを帯びています。ですから、ここでいう孤独は決して手に負えないほど大きな孤独ということではないでしょう。ただし、どんぐりというのは小さいけれども結構硬いものですから、この孤独は小さいけれど取り除こうとしても取り除けない、そんな芯があるような孤独なのではないかと推測します。

さてこの孤独は主体の孤独を指すのでしょうか、それとも主体の咽喉を見ていた誰かの孤独を指すのでしょうか。ここでは主体の孤独と見ておきたいと思います。そんな孤独を抱えた状態でコーラを吞んでいるという場面で、コーラを吞む咽喉を見られているという状況なのではないでしょうか。

コーラを吞む咽喉に光る喉仏が、まるでどんぐりの粒に重なっているように思えてきます。コーラを吞む咽喉、そして咽喉を見られる状況そのものに、孤独が現れていると感じる一首です。

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