問題 – Question
前川佐美雄の『植物祭』、石川信雄の『シネマ』、齋藤史の『魚歌』などがその代表的歌集とされる、既成の伝統短歌への否定を旗印にし昭和初期におこった新興短歌運動を何という?
A. プロレタリア短歌
B. モダニズム短歌
C. 前衛短歌
D. ニューウェーブ
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解答 – Answer
B. モダニズム短歌
解説
モダニズム短歌は、既成の伝統短歌への否定を旗印にした新興短歌運動であり、昭和初期特に1930年代に興りました。
代表的な歌集としては次が挙げられます。
- 前川佐美雄『植物祭』(1930年)
- 石川信雄『シネマ』(1936年)
- 齋藤史『魚歌』(1940年)
『植物祭』から二首
ぞろぞろと鳥けだものをひきつれて秋晴の街にあそび行きたし
ひじやうなる白痴の僕は自転車屋にかうもり傘を修繕にやる
『シネマ』から二首
窓のそとに木や空や屋根のほんとうにあることがふと恐ろしくなる
わが肩によぢのぼつては踊りゐたミツキイ猿を沼に投げ込む
『魚歌』から二首
白い手紙がとどいて明日は春となるうすいがらすも磨いて待たう
暴力のかく美しき世に住みてひねもすうたふわが子守うた

