短歌クイズ Q.7

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短歌クイズ
問題 – Question

〈音楽へなだれんとするあやうさの……闇の深処に花揺らぐまで〉という巻頭歌で始まる、永田和宏の第一歌集は何?

 A. 『メビウスの地平』

 B. 『黄金分割』

 C. 『無限軌道』

 D. 『やぐるま』

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解答 – Answer

 A. 『メビウスの地平』

解説

『メビウスの地平』は1975年(昭和50年)に出版されました。著者28歳の時です。

青春性を感じる歌が魅力的な歌集ですが、旧約聖書を題材にした歌も見られるなど、難解な歌も多く収められています。歌集の最後には”Quod Erat Demonstrandum”(ラテン語で「証明終わり」の意)と記されるなど、歌人でありながら細胞生物学者でもある著者の一面が表れた点も興味深い歌集です。

現代短歌社の『メビウスの地平』(文庫版)のあとがきによれば、1975年当時に出版された本歌集にはあとがきがなかったということです。歌だけ読んでもらうものであり、ごたごたとあとがきを入れるのはみっともないという考えがあったようです。

当時は500部出版。茱萸叢書という出版社から出されたもので、永田和宏『メビウスの地平』の他には、村木道彦『天唇』、福島泰樹『晩秋挽歌』が出版されたが、茱萸叢書はほどなく潰れてしまったとのこと。

絶版の歌集が改めて、第1歌集文庫として読めるのはありがたいことです。

本歌集は、1976年(昭和51年)に第2回現代歌人集会賞受賞。

代表歌

きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり

あの胸が岬のように遠かった。畜生! いつまでおれの少年

噴水のむこうのきみに夕焼けをかえさんとしてわれはくさはら

背を抱けば四肢かろうじて耐えているなだれおつるを紅葉と呼べり

ひとひらのレモンをきみは とおい昼の花火のようにまわしていたが

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クイズの選択肢の補足)

 B.『黄金分割』は著者の第二歌集、C.『無限軌道』は第三歌集、D.『やぐるま』は第四歌集。

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