羽虫群– tag –

〈窓の外には観覧車まわってもまわってもまた来るのがおれだ〉（虫武一俊『羽虫群』）

〈明けがたに届く迷惑メールから漏れる光で今日がはじまる〉（虫武一俊『羽虫群』）

〈職歴に空白はあり空白を縮めて書けばいなくなるひと〉（虫武一俊『羽虫群』）

〈窓枠のかたちの届く距離が日々変化して人生はおもしろい〉（虫武一俊『羽虫群』）

〈なんらかのテストのようでまた傘の角度を前に左に変える〉（虫武一俊『羽虫群』）

次の歌の【 ① 】に入る言葉は何？　〈ゆるやかに父が【 ① 】から老いていくかつてはわれを打ち据えた【 ① 】〉