2024年– date –
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傘の歌 #22
〈傘を巻く すなわち傘の身は痩せて異界にひらくひるがおの花〉(服部真里子『遠くの敵や硝子を』) -
パンの歌 #24
〈苛立ちをなだめる為の象かなサンドウィッチのフィルムを剝がす〉(堀合昇平『提案前夜』) -
メールの歌 #18
〈メールにも筆跡がある祖母からのメールはまるで柿の絵てがみ〉(田村穂隆『湖とファルセット』) -
メールの歌 #17
〈「今日は」という「今日は」だけが嘘であるメール送りつさびしい夜に〉(花山周子『屋上の人屋上の鳥』) -
メールの歌 #16
〈言葉の密度を恋ふる 未読メールひらく一瞬目をつむるなり〉(横山未来子『水をひらく手』) -
人生の歌 #74
〈春がまだひたすら続く日々でした老婆になった我そこに置く〉(松平盟子『うさはらし』) -
メールの歌 #15
〈文字化けのメール開けば溢れ出る涙の訳を教えてほしい〉(岡本真帆『水上バス浅草行き』) -
将棋の歌 #14
〈春の日の「歩」が「と」に変はるさみしさに三十代も後半に入る〉(田村元『昼の月』) -
チョコレートの歌 #16
〈ひとりってこうだったっけ夜の道チョコをちいさくちいさく割りぬ〉(笠木拓『はるかカーテンコールまで』) -
チョコレートの歌 #15
〈銃撃戦がとくに好きってわけじゃない土の匂いのチョコレート嚙む〉(平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』) -
人生の歌 #73
〈映画にはなれない今日が好きだった 卓にふくらみたるティーコジー〉(笠木拓『はるかカーテンコールまで』) -
短歌クイズ Q.451
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈呼ぶ声に顔を上げれば夜桜が【 ① 】のように明るい〉 (笠木拓)