数えきれない– tag –
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鑑賞
無数の歌 #21
〈変声期ひと知れず終え少年の五線譜に無数のゆりかもめ〉(鈴木加成太『うすがみの銀河』) -
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無数の歌 #20
〈ひとひらの風花をまなじりに受けすでに無数のかざはなと知る〉(渡辺松男『雨る』) -
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無数の歌 #19
〈高層の無数の窓に見下ろされ信号無視の一歩踏みだす〉(中津昌子『風を残せり』) -
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無数の歌 #18
〈それぞれに目的があり乗り継いだ僕たちの無数のJR〉(青松輝『4』) -
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無数の歌 #17
〈ハニカムの形のベンチが無数ありどうやって座るのか分からない〉(九螺ささら『ゆめのほとり鳥』) -
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無数の歌 #16
〈天神の樹の電飾のあたたかき無数さよならのやうに無数〉(染野太朗『初恋』) -
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無数の歌 #15
〈夕立は眼鏡を洗うためにある 楠の枝葉に無数のふるえ〉(笠木拓『はるかカーテンコールまで』) -
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無数の歌 #14
〈玻璃窓の外には波の無数の目 海浜ホテルのカーテンのむこう〉(松平盟子『うさはらし』) -
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無数の歌 #13
〈鉄橋は無数のネジに締められて線路の音は調律される〉(竹内亮『タルト・タタンと炭酸水』) -
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無数の歌 #12
〈聖堂をもとおる蔦のくれないは無数の舌のひらめくごとし〉(島田幸典『駅程』) -
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無数の歌 #11
〈けふの疲れに軀はしづみざらざらと無数の星に覆はるる夜〉(横山未来子『水をひらく手』) -
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無数の歌 #10
〈あかあかと腕に無数の湿疹のひとつぶひとつぶが痒がりてゐる〉(西村美佐子『猫の舌』)
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