問題 – Question
2023年、第11回現代短歌社賞を「わるく思わないで」300首で受賞した歌人は誰?
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解答 – Answer
井口可奈
解説
2023年で第11回を迎える現代短歌社賞(現代短歌社主催)。まだ歌集を出していない人の第一歌集上梓を後押しすべく創設された賞で、応募作品は歌集未収録作品300首というところが特徴です。
今回から選考委員が入れ替えとなり、大辻隆弘、北山あさひ、佐藤モニカ、平岡直子の4名が選考委員となりました。
今回、126篇の応募作の中から第11回現代短歌社賞を受賞したのは井口可奈です。作品のタイトルは「わるく思わないで」。
大辻隆弘、平岡直子の二人の選考委員が最高点の5点を入れており、特にフレッシュな文体が評価され、受賞に輝きました。
「わるく思わないで」から五首
和菓子屋のわたしと遠いたたずまい愛はそこにもあるかもしれない
アイスコーヒーだったコーヒーいつまでも入館料を安くしてほしい
地球儀のつかいかた地球で殴るパプアニューギニアをよく狙ってよ
ひとごとに思えないこのチャーハンの白いご飯がまざってること
身から錆みたいに手から海老が出てぽんぽん揚げるわたも取らずに