問題 – Question
春によく見られるところから「春」に掛かり、また春になると心が燃えるの意から「心燃ゆ」に掛かる枕詞は何?
A. かみかぜや
B. くずのはの
C. あまてらす
D. かぎろひの
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解答 – Answer
D. かぎろひの
解説
かぎろひの(陽炎の)は、春によく見られることから「春」に掛かる枕詞です。また春になると陽炎が燃えるように心が燃える意から、「心燃ゆ」にも掛かります。
「かぎろひの」を詠んだ歌
…平城の京師は かぎろひの 春にしなれば 春日山 三笠の野辺に 桜花… (田辺福麻呂『万葉集』巻六・一〇四七)
…春鳥の 音のみ泣きつつ 味さはふ 夜昼知らず かぎろひの 心燃えつつ 悲しび別る (田辺福麻呂『万葉集』巻九・一八〇四)