問題 – Question
味の良い酒である神酒というところから、同音の地名「三輪」に掛かる枕詞は何?
A. そらみつ
B. さねさし
C. はるひを
D. うまさけ
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解答 – Answer
D. うまさけ
解説
うまさけ(味酒)は、味の良い酒である神酒というところから、同音の地名「三輪」に掛かる枕詞です。
また三輪山と同義の「三諸」「三室」「神名火」にも掛かります。
「うまさけ」を詠んだ歌
我が衣色つけ染めむ味酒三室の山は黄葉しにけり (柿本人麻呂『万葉集』巻七・一〇九四)
味酒を三輪の祝がいはふ杉手触れし罪か君に逢ひがたき (丹波大女娘子『万葉集』巻四・七一二)
春されば 花咲きををり 秋づけば 丹の穂にもみつ 味酒を 神名火山の 帯にせる…(『万葉集』巻十三・三二六六)