問題 – Question
〈こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう〉という巻頭歌で始まる、枡野浩一初の短歌集で、『ドレミふぁんくしょんドロップ』とともに同時刊行されたのは何?
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解答 – Answer
『てのりくじら』
解説
『てのりくじら』は1997年(平成9年)に出版された枡野浩一初の短歌集です。45首を収めています。『てのりくじら』は『ドレミふぁんくしょんドロップ』と同時刊行されました。2冊ともイラストが添えられた短歌絵本という趣きで、イラストはオカザキマリが作画しています。
著者は「かんたん短歌」を提唱し、難しい言葉を使わず誰にでもわかりやすい短歌を数多く世に広めてきました。
本歌集にもどこかで一度は聞いたことがあるであろう短歌が収録されています。しかし一首一首は深く練られた歌もあり、表面上「かんたん」に見えることと、一首がもつ奥深さとはまた別物だと感じます。
『てのりくじら』より五首
もう愛や夢を茶化して笑うほど弱くはないし子供でもない
前向きになれと言われて前向きになれるのならば悩みはしない
殺したいやつがいるのでしばらくは目標のある人生である
無理してる自分の無理も自分だと思う自分も無理する自分
結果より過程が大事 「カルピス」と「冷めてしまったホットカルピス」
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