問題 – Question
雲が立ったり、山にかかったり、消えたりする様子から「立つ」「絶ゆ」に、また「立つ」と同音を含む地名「龍田」に掛かる枕詞は何?
A. あをくもの
B. やくもたつ
C. しらくもの
D. あまくもの
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解答 – Answer
C. しらくもの
解説
しらくもの(白雲の)は、雲が立ったり、山にかかったり、消えたりする様子から「立つ」「絶ゆ」に掛かる枕詞です。また「立つ」と同音を含む地名「龍田」にも掛かります。
「しらくもの」を詠んだ歌
白雲の 龍田の山の 滝の上の 小桉の嶺に 咲きををる… (高橋虫麻呂『万葉集』巻九・一七四七)
白雲の絶えにし妹を何せろと心に乗りて許多かなしけ (『万葉集』巻十四・三五一七)