問題 – Question
藻を刈る情景から海辺の地名「敏馬」「処女」「辛荷」などに、また海や水に関係のある「沖」「井堤」などに掛かる枕詞は何?
A. たまほこの
B. たまもよし
C. たまのをの
D. たまもかる
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解答 – Answer
D. たまもかる
解説
たまもかる(玉藻刈る)は、藻を刈る情景から海辺の地名である「敏馬」「処女」「辛荷」などに、また海や水に関係のある「沖」「井堤」などに掛かる枕詞です。
「たまもかる」を詠んだ歌
玉藻刈る敏馬を過ぎて夏草の野島の崎に舟近づきぬ (柿本人麻呂『万葉集』巻三・二五〇)
玉藻刈る沖辺は漕がじ敷栲の枕の辺忘れかねつも (藤原宇合『万葉集』巻一・七二)