2024年– date –
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鑑賞
傘の歌 #38
〈雨の朝どこへも行けるさびしさに傘はちいさく世界を弾く〉(柳澤美晴『一匙の海』) -
鑑賞
傘の歌 #37
〈雨傘を泥につきさしながら行く何かを君に誓いたき日は〉(江戸雪『駒鳥』) -
クイズ
短歌クイズ Q.476
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈いまだ遠き希望のごとく店先の春の【 ① 】の名前見てゐつ〉 (横山未来子) -
鑑賞
人生の歌 #114
〈貧しさがデフォルトであるわたしたち笑えと言われるままに笑うよ〉(柳澤美晴『一匙の海』) -
鑑賞
メールの歌 #20
〈メール無精を責めるメールをうつときの言語野に雪ああ降りしきる〉(柳澤美晴『一匙の海』) -
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直線・曲線の歌 #12
〈会うためにあるいはもう会わないために橋は静かにカーブしている〉(鈴木晴香『心がめあて』) -
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メールの歌 #19
〈君の名はモモイロフラミンゴぼくの名はメールのしっぽに書いておきます〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
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傘の歌 #36
〈ジュラ紀にも梅雨があったかもしれないこうもり傘の遠いい記憶〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
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傘の歌 #35
〈ホームみて車内みまわし傘もっているのが自分だけとわかった〉(吉岡生夫『草食獣 第八篇』) -
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人生の歌 #113
〈少し軽く生きんとおもう餡ぬきの饅頭のような雲浮くかなた〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
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観覧車の歌 #8
〈観覧車は二粒ずつの豆の莢春たかき陽に触れては透けり〉(杉﨑恒夫『パン屋のパンセ』) -
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自動販売機の歌 #16
〈自販機のタバコを取りにかがむときあはれそびらのさらすかずかず〉(小笠原和幸『定本 春秋雑記』(セレクション歌人『小笠原和幸集』掲載))