生きる– tag –
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人生の歌 #139
〈親不知四本を含みこの生は見えぬところで余分が育つ〉(澤村斉美『夏鴉』) -
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人生の歌 #138
〈日めくりをいちまいめくり過去となるそのいちまいを毎日すてる〉(山科真白『鏡像』) -
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人生の歌 #137
〈幸せは気の持ちようと思う朝人と光と風流れる駅〉(田中有芽子『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』) -
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人生の歌 #136
〈耳朶をさわられているただじっとこの子が眠るまでの生け贄〉(山添聖子・山添葵・山添聡介『じゃんけんできめる』) -
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人生の歌 #135
〈ひとりなり。一夏の読点として階段にひいやりと座れば〉(駒田晶子『銀河の水』) -
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人生の歌 #134
〈ちょっと良いポン酢を買えば良い帰路で春の宵など俯瞰しながら〉(小俵鱚太『レテ/移動祝祭日』) -
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人生の歌 #133
〈したいことたくさんあるけどわたしって「したいね」「したいね」でいいみたい〉(伊藤紺『気がする朝』) -
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人生の歌 #132
〈トーストを朝なさな置く丸皿を洗はず捨てるやうに生きたい〉(山木礼子『太陽の横』) -
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人生の歌 #131
〈とは言えど走って走って走り抜く若さ眩しと思うときあり〉(三枝昻之『遅速あり』) -
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人生の歌 #130
〈日曜のひとりぼっちは思いのほか幸せなんだ 歯磨きはしない〉(カン・ハンナ『まだまだです』) -
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人生の歌 #129
〈いのりといふもろき柱に身を寄する死からながむる生短くて〉(森井マスミ『まるで世界の終りみたいな』) -
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人生の歌 #128
〈自賛する言葉は卑しかりしかどそれにしも支へらるる生もありなむ〉(大辻隆弘『汀暮抄』)
