問題 – Question
松下大三郎と渡辺文雄が編纂した正続各二冊からなる和歌索引書で、正編は万葉集・二十一代集や物語・日記などの和歌を、続編は私家集の和歌を主として収録したものは何?
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解答 – Answer
『国歌大観』
解説
『国歌大観』は日本の和歌の集大成であり、和歌索引書です。松下大三郎、渡辺文雄によって編纂されました。
正編は1901年~1903年(明治34年~36年)にかけて、続編は1925年~1926年(大正14年~15年)にかけて刊行されました。
万葉集・二十一代集をはじめ、古事記・日本書紀・平家物語などの歴史物語、土左・蜻蛉・更級などの日記、竹取・落窪・源氏・今昔などの物語の歌を収めています。和歌の一部から、一首全体、作者、出典などを検索するのに大変便利で、規模の大きさとも相まって、国文学研究の画期的進歩に大きく寄与しました。
また1983年~1992年(昭和58年~平成4年)にかけては、角川書店から『新編国歌大観』10巻(全20冊)が刊行されています。書籍のみならず、デジタル版も作成されています。