問題 – Question
2023年、第66回短歌研究新人賞を「パキパキの海」30首で受賞した歌人は誰?
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解答 – Answer
平安まだら
解説
2023年で第66回を迎える短歌研究新人賞(短歌研究社主催)。今年の選考委員は5名となりました(石川美南、黒瀬珂瀾、斉藤斎藤、横山未来子、米川千嘉子)。
今回、719篇の応募作の中から第66回短歌研究新人賞を受賞したのは平安まだらです。作品のタイトルは「パキパキの海」。沖縄に住む立場から、沖縄の日常や、過去から未来への時間を詠んだ一連です。
五人の選考委員のいずれも10位以内に票を入れ、二次選考時点では2位でしたが、最終的に受賞に輝きました。
「パキパキの海」から五首
見上げればひこうき雲とヤシの木と次の車検を知らせるシール
軍払い下げ品店にやってきた高校生がナイキにしゃがむ
金網に囚われている軟球を取り返そうと網ごと掴む
降っているところと降ってないところみるみる迫るその境目は
パキパキに色調補正されている海の写真にパキパキの笑み