問題 – Question
花の茎や枝がしなやかに美しいところから「しなふ」に、また色が変わりやすく散りやすいところから「うつる」に掛かる枕詞は何?
A. 秋草の
B. 秋萩の
C. 青柳の
D. 葛の葉の
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解答 – Answer
B. 秋萩の
解説
秋萩のは、萩の花の茎や枝がしなやかに美しいところから「しなふ」に掛かり、また萩の花の色が変わりやすく散りやすいところから「うつる」に掛かる枕詞です。
「秋萩の」を詠んだ歌
ゆくりなく今も見が欲し秋萩のしなひにあらむ妹が姿を (『万葉集』巻十・二二八四)
吹きまよふ野風をさむみ秋はきのうつりも行くか人の心の (雲林院のみこ『古今和歌集』恋五・七八一)