問題 – Question
俵万智の第三歌集『チョコレート革命』において、「チョコ」という言葉が使われている短歌は集中何首ある?
A. 3首
B. 13首
C. 30首
D. 103首
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解答 – Answer
A. 3首
解説
『チョコレート革命』は俵万智の第三歌集で、恋愛の歌を中心として、28歳から34歳までの作品が収録されています。
本歌集において「チョコ」という言葉が使われている短歌は3首あります。
チョコレートとろけるように抱きあいぬサウナの小部屋に肌を重ねて (「だあれもいない」)
チョコを買うように少女ら群がりて原宿コンドマニアの灯り (「資本主義の街角」)
男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす (「チョコレート革命」)
三首目の〈男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす〉は、歌集のタイトルの基となった一首です。
この歌に触れて、あとがきには次のように書かれています。
恋には、大人の返事など、いらない。君に向かってひるがえした、甘く苦い反旗。チョコレート革命とは、そんな気分をとらえた言葉だった。
『チョコレート革命』という歌集名から、チョコレートに関する歌が多数詠われているのかと思いましたが、実際「チョコレート」が詠み込まれている歌が2首、「チョコ」が1首の計3首でした。