問題 – Question
『万葉集』で最も多く詠まれている植物は何?
A. ウメ
B. ハギ
C. マツ
D. タチバナ
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解答 – Answer
B. ハギ
解説
『万葉集』には約160種の植物が詠まれており、これらの植物を万葉植物といいます。ハギが141首と最も多く、ウメが118首、マツが79首、タチバナが68首と続きます。
※題詞に記されている場合も含めるなどカウント方法によって歌数は変わります。
『万葉集』巻十より萩を詠んだ歌
夕されば野辺の秋萩末若み露にそ枯るる秋待ちかてに (巻10・2095)
白露の置かまく惜しみ秋萩を折りのみ折りて置きや枯らさむ (巻10・2099)
秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かな萩の花見に (巻10・2103)
わが待ちし秋は来りぬ然れども萩の花そもいまだ咲かずける (巻10・2123)
見まく欲りわが待ち恋ひし秋萩は枝もしみみに花咲きにけり (巻10・2124)