短歌クイズ Q.236

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短歌クイズ
問題 – Question

葉の出た柳の枝を折り取って「かづら」にするところから、同音を含む地名「葛城山かづらきやま」に掛かる枕詞は何?

 A. あをによし

 B. あをぐもの

 C. あをやぎの

 D. わかくさの

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解答 – Answer

 C. あをやぎの

解説

あをやぎの(青柳の)は、葉の出た柳の枝を折り取って「鬘」にするところから、同音を含む地名「葛城山」に掛かる枕詞です。

また柳の葉の形が細くて眉毛に似ているところから「細き眉根」にも掛かります。

さらに柳の枝が細いのを糸に見立てるところから、糸と同音の副詞「いと」および「いとど」に掛かります。

「あをやぎの」を詠んだ歌

白雲しらくもの絶え間になびく青柳の葛城山かづらきやまに春風ぞ吹く (藤原雅経『新古今和歌集』春上・七四)

桃の花 紅色に にほひたる 面輪のうちに 青柳の 細き眉根を 咲みまがり… (大伴家持『万葉集』巻十九・四一九二)

あをやぎのいとつれなくもなりゆくかいかなる筋に思ひ寄らまし (藤原師尹『後撰和歌集』春中・六七)

柳並木
柳並木

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