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tankalife
短歌に興味を持ち始めて10年ほどになります。短歌の世界は実に魅力的です。短歌の奥深さをもっともっと知って発信していきたいです。

短歌クイズ Q.235

短歌クイズ
問題 – Question

次の歌の【 ① 】に入る言葉は何?

〈死に際の一瞬にだけ心臓は【 ① 】と同期を果たすらしいね〉 (山田航)

 A. 海

 B. 過去

 C. 歌

 D. 笛

答えを表示する
解答 – Answer

 A. 海

解説

死に際の一瞬にだけ心臓は海と同期を果たすらしいね

掲出歌は、山田航の第三歌集『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』の連作「一緒に住もうか」に収められた一首です。

人間は死後、一体どこに還っていくのでしょうか。

土に還るという人もいれば、空に還るという人もいるでしょう。死後に還る場所をここだと決めている人もいれば、何となくでしか想像していない人もいるでしょう。

掲出歌では、死と海のイメージが関連付けられています。

死に際の心臓の動きが「海と同期を果たす」と詠われているのです。「同期を果たす」という言葉によって、心臓と海がリンクし、ひとつの個体である人間が、海の広大さへと拓けていくような印象を与えてくれます。

しかし同期するのは死に際の一瞬だけなのです。心臓が海と同期すると同時に、この心臓は止まってしまうのかもしれません。我々の知る世界で心臓が止まったとしても、海と同期を果たした心臓はその後、我々の知らない世界で躍動していくのかもしれません。

本当のところは死に際にならないとわからないのですが、生きている人間にとってこの歌は、死に際を豊かに想像させてくれる魅力ある一首だと感じます。

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