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tankalife
短歌に興味を持ち始めて10年ほどになります。短歌の世界は実に魅力的です。短歌の奥深さをもっともっと知って発信していきたいです。

短歌クイズ Q.228

短歌クイズ
問題 – Question

〈きみのコートのファーがもうすぐ触れなくなってやたらとのどが渇いて〉という巻頭歌で始まる、野口あや子の第四歌集は何?

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解答 – Answer

 『眠れる海』

解説

『眠れる海』は2017年(平成29年)に出版された、野口あや子の第四歌集です。2012年から2017年までの作品が収録されています。

本歌集には短歌だけでなく、随所に写真が掲載されています。写真・三品鐘、衣装・Lhiannan:Sheeとコラボレーションした歌集となっています。

体の部位を表す言葉が多く見られますが、非常に身体的な短歌が印象的な一冊だと感じます。五感でいえば、触覚に訴えかけてくる歌が多く、そのような歌に魅力を感じます。

著者はあとがきで次のように述べています。

見られることも読まれることも決してからだことばを古びさせるものではなく、そのたびことばからだはあたらしく産まれるのだ。

「からだ」のルビに「ことば」、「ことば」のルビに「からだ」が振られています。

「からだ」と「ことば」は行き来可能な、非常に密接な関係として捉えられているのでしょう。新たな一首が生まれるということは、単に言葉が生まれるというだけではなく、身体的なものが同時に生まれるということなのかもしれません。

一首一首が立体的で「からだ」を感じる歌にあふれた一冊です。

『眠れる海』から五首

どのひとをうんでもよいようなまひる あまつぶ窓に楕円にのこる

つがいなるふたりでつばさひろげてもそらはいつでも前提をいう

だえきけつえきふんにょうまじりてわたしたち夜の川なりまだここにいる

なんてきれい はちす 半身を横たえるときは髪からたわみはじめて

指先に転写するまでくりかえしなでたりきみの目の奥のきず

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