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tankalife
短歌に興味を持ち始めて10年ほどになります。短歌の世界は実に魅力的です。短歌の奥深さをもっともっと知って発信していきたいです。

短歌クイズ Q.209

短歌クイズ
問題 – Question

〈優先順位がたがひに二番であるやうな間柄にて梅を見にゆく〉という巻頭歌で始まる、荻原裕幸の第六歌集は何?

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解答 – Answer

 『リリカル・アンドロイド』

解説

『リリカル・アンドロイド』は2020年(令和2年)に出版された、荻原裕幸の第六歌集です。340首収録。

無理のない自然な言葉の流れ、繰り返しを活かした表現などが読み手に心地よく伝わってきます。とても惹かれる歌が多く、日常に潜む別次元へと連れていってくれる、そんな一冊だと感じます。

特に「音」や「声」に焦点を当てた歌が印象に残ります。実際の音から、想像の音、そして無音に至るまでさまざまな音の歌が詠われていますが、聴覚から展開される世界が豊かに広がっていくようです。

これらは日常に端を発しながら、日常と隣合わせの別の世界をすっと感じさせてくれます。自分を見つめること、妻を見つめること、自分と妻との関係性を見つめることが歌として立ちあがるとき、新たな世界がやわらかな言葉とともに手渡されるのです。

今いる世界でありながら、今いる世界とは違う世界、歌に出会うまで気づきもしなかった世界に触れるようで、そこに本歌集の歌を読む喜びがあると感じます。

連作ごとに季節感も感じる歌集で、季節とともに味わうことができる一冊です。

『リリカル・アンドロイド』から五首

昨日のわたしが今のわたしを遠ざかる音としてこの春風を聞く

籠から放した螢のなかの数匹がわたしのゆふやみに迷ひこむ

自分ひとりで探し出せない秋からの出口のやうにあなたが笑ふ

妻のこゑとわたしのこゑがこの家のこゑのすべてである秋の暮

雲はたぶんひとのこころと同質の成分だだからあのやうに動く

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