問題 – Question
道の辺の草を枕にして寝る意から「旅」「旅寝」「度」 などに掛かる枕詞は何?
A. くさまくら
B. くしろつく
C. くずのはの
D. くれたけの
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道の辺の草を枕にして寝る意から「旅」「旅寝」「度」 などに掛かる枕詞は何?
A. くさまくら
B. くしろつく
C. くずのはの
D. くれたけの
A. くさまくら
くさまくら(草枕)は「旅」「旅寝」「度」に掛かる枕詞です。元来、道の辺の草を枕にして寝るという意味をもっています。
また草の枕を「結ふ」意で、「結ふ」と同音の「夕」を含む連語や地名「ゆふ山」などにも掛かります。
「くさまくら」を詠んだ歌
草枕旅ゆく君を幸くあれと斎瓮すゑつ吾が床の辺に (坂上郎女『万葉集』巻十七・三九二七)
草枕このたび経つる年月の憂きはかへりて嬉しからなん (『後撰和歌集』巻十・恋二・六九二)
草枕夕風寒くなりにけり衣うつなる宿や借らまし (紀貫之『新古今和歌集』巻十・羇旅・九〇五)