問題 – Question
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何?
〈【 ① 】のようなレタスを口に押しこんでガラス越しなる秋を見ていつ〉 (梅内美華子)
A. 泡
B. 雪
C. 皿
D. 紙
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次の歌の【 ① 】に入る言葉は何?
〈【 ① 】のようなレタスを口に押しこんでガラス越しなる秋を見ていつ〉 (梅内美華子)
A. 泡
B. 雪
C. 皿
D. 紙
D. 紙
紙のようなレタスを口に押しこんでガラス越しなる秋を見ていつ
掲出歌は、梅内美華子の第二歌集『若月祭』の連作「りんどう色の」に収められた一首です。
レタスを口に押し込むという行為、そしてそのレタスは「紙」のようだったという表現から、主体の心情はどこかマイナスの要素を帯びています。また「ガラス越しなる秋を見ていつ」という下句からも、物寂しげな様子がうかがわれます。
あるいは物寂しげではなく、気丈に振る舞っている状況かもしれません。いずれにしても、平穏ではない心情が「紙のようなレタス」という比喩によって立ち現れているようで、印象に残る一首です。