短歌クイズ Q.140

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短歌クイズ
問題 – Question

中国六朝時代の四六駢文べんぶんではその使用例が数多く見られ、のちに和歌でも使用されるようになった修辞法で、表現形式が同一または類似している二つの句を相対して並べ、対照・強調の効果を与えるものを何という?

 A. 直喩

 B. 折句

 C. 対句

 D. 掛詞

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解答 – Answer

 C. 対句

解説

対句ついくとは、表現形式が同一または類似している二つの句を相対して並べ、対照・強調の効果を与える修辞法のひとつです。

和歌に限らず、詩歌や漢詩文などで使用される技法です。対句が用いられることによって、歌にリズムが生まれます。うまく決まると歌に強調とインパクト、そして愛唱性のある一首になるでしょう。

対句を用いた歌

ニコライ堂この揺りかへり鳴る鐘の大きあり小さきあり小さきあり大きあり (北原白秋『黒檜』)

あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねさす昼 (佐藤佐太郎『帰潮』)

観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日ひとひ我には一生ひとよ (栗木京子『水惑星』)

ストーブにかざしつつ見る 怒りゐる手の甲恥ぢてゐる手のひらを (小島ゆかり『獅子座流星群』)

つやつやのあやめ、しわしわのしやうぶ咲き小半時もうほけほけのわれ (坂井修一『望楼の春』)

雨粒はまず睫毛にて感ずべし雲の囁き風の囁き (永田淳『1/125秒』)

見下ろせば花 見上げれば空 君はどうしてそんな顔で笑うの (田中ましろ『かたすみさがし』)

脱ぐときの乱れる髪の 着たあとの整う髪の 海に向く窓 (藤島秀憲『すずめ』)

生きたかった世界が不意に燃えあがる幾億の生 幾億の波 (早坂類『黄金の虎』)

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