問題 – Question
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何?
〈【 ① 】について考えようとしてそのひとが立つ窓辺を思う〉 (土岐友浩)
A. 行先
B. 追憶
C. 限定
D. 空白
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次の歌の【 ① 】に入る言葉は何?
〈【 ① 】について考えようとしてそのひとが立つ窓辺を思う〉 (土岐友浩)
A. 行先
B. 追憶
C. 限定
D. 空白
D. 空白
空白について考えようとしてそのひとが立つ窓辺を思う
掲出歌は、土岐友浩の第一歌集『Bootleg』の冒頭の連作「WHITE ALUBM」に収められた一首です。
空白について考えるという行為自体が面白いのですが、空白について考えようとするときに「そのひと」が立つ窓辺を思うというところがとても興味深い歌です。「そのひと」とは心を寄せるひとでしょうか。「空白」と「窓辺」の重なり、そして「そのひと」へと続いていくようなやわらかでまぶしいイメージがなんとも心地よく胸に迫ってくる一首です。