2024年– date –
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鑑賞
メールの歌 #16
〈言葉の密度を恋ふる 未読メールひらく一瞬目をつむるなり〉(横山未来子『水をひらく手』) -
鑑賞
人生の歌 #74
〈春がまだひたすら続く日々でした老婆になった我そこに置く〉(松平盟子『うさはらし』) -
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メールの歌 #15
〈文字化けのメール開けば溢れ出る涙の訳を教えてほしい〉(岡本真帆『水上バス浅草行き』) -
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将棋の歌 #14
〈春の日の「歩」が「と」に変はるさみしさに三十代も後半に入る〉(田村元『昼の月』) -
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チョコレートの歌 #16
〈ひとりってこうだったっけ夜の道チョコをちいさくちいさく割りぬ〉(笠木拓『はるかカーテンコールまで』) -
鑑賞
チョコレートの歌 #15
〈銃撃戦がとくに好きってわけじゃない土の匂いのチョコレート嚙む〉(平岡直子『みじかい髪も長い髪も炎』) -
鑑賞
人生の歌 #73
〈映画にはなれない今日が好きだった 卓にふくらみたるティーコジー〉(笠木拓『はるかカーテンコールまで』) -
クイズ
短歌クイズ Q.451
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈呼ぶ声に顔を上げれば夜桜が【 ① 】のように明るい〉 (笠木拓) -
クイズ
短歌クイズ Q.450
〈色あせた木馬の鞍にふれるとき少年少女瞑りいるべし〉という巻頭歌で始まる、笠木拓の第一歌集は何? -
鑑賞
人生の歌 #72
〈たましいを紙飛行機にして見せてその一度きりの加速を見せて〉(服部真里子『遠くの敵や硝子を』) -
クイズ
短歌クイズ Q.449
次の歌の【 ① 】に入る言葉は何? 〈見る者をみな【 ① 】にするような真冬の星を君と見ていつ〉 (服部真里子) -
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傘の歌 #21
〈生まれた瞬間懐かしくなる歌のように駅の周りで傘は開いた〉(堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』)